ビオチンを食べてしまう乳酸菌がいる

腸内の善玉菌によって合成される栄養素ビオチンですが、困ったことにこのビオチンを食べてしまう菌がいます。

それは「フェカリス菌」という菌です。
フェカリス菌は乳酸菌の一種で、免疫力を高めたり腸内環境を整えたりする作用があると言われています。基本的には人間の体に対して、良い効果をもたらす菌です。最近では、花粉症を抑える働きがあるのでは?と注目もされています。

しかし、ビオチンを食べるという性質を考えると、フェカリス菌は摂りすぎないほうが賢明です。

フェカリス菌は乳酸菌なので、一部のヨーグルトに含まれています。商品パッケージを見れば、そのヨーグルトに含まれている菌が載っていますので、念のためフェカリス菌を主体にしているものは避けるようにしたほうが無難と思います。

★追記
加熱殺菌処理をしたフェカリス菌(つまり死菌)なら、ビオチンを食べてしまう心配はありません。ちなみに、死菌を摂取することにも意味はあります。腸内で善玉菌のエサになって、善玉菌の増殖をうながすからです。

ヨーグルト以外に気をつけたいのは市販の整腸剤です。次の整腸剤はフェカリス菌を多く含みます。

新ビオフェルミンS錠-s

新ビオフェルミンS錠 540錠

一日量あたり
ビフィズス菌 18mg
フェカリス菌 18mg
アシドフィルス菌 18mg

新ラクトーンA 1080錠

一日量あたり
ビフィズス菌 40mg
フェカリス菌 40mg
アシドフィルス菌 40mg

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ビオチン生成を助けるのはアシドフィルス菌

フェカリス菌がビオチンを食べてしまうのに対し、ビオチン生成を助けてくれる菌もあります。

それは「アシドフィルス菌」です。この菌も乳酸菌の一種で、腸内の環境を酸性に整える働きがあります。腸内がアルカリ性にかたむくと悪玉菌が増えてしまうので、それを抑えるアシドフィルス菌はかかすことのできない菌です。

しかし、残念なことにアシドフィルス菌は、市販の食べ物にはあまり含まれていません。ヨーグルトに含まれているのは、ほとんどがビフィズス菌やガゼリ菌です。探してみたところ、アシドフィルス菌が入っているヨーグルトも見つかりましたが、その種類は少ないです。

先に述べた整腸剤(ビオフェルミンやラクトーンA)にはアシドフィルス菌が含まれているのですが、それと同時にフェカリス菌も摂ってしまうことになるので、あまり良くありません。

そこでオススメなのが、アシドフィルス菌単体のサプリメントを使うことです。たとえば次のサプリメントはアシドフィルス菌のみが含まれています。

アシドフィルス乳酸菌 30億

ちなみに、アシドフィルスは酸に耐える力が強いので、胃酸に負けずにしっかりと腸まで届くと言われている乳酸菌です。日本では、お腹にいいと言えばビフィズス菌が有名ですが、海外ではビフィズス菌に負けないくらいアシドフィルス菌も有名のようです。

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