ビオチンって何?

ビオチンはビタミンB群の一種で、皮膚や粘膜の健康を助ける栄養素です。もともとは酵母の成長をうながす成分として研究されてきました。

ビタミンCやビタミンEなどに比べるとあまり注目されることがなかったビオチンですが、近年になってアトピー性皮膚炎や掌蹠膿庖症(しょうせきのうほうしょう)などに関連があると言われるようになり、注目度が急上昇しています。

ビオチンに期待できる効果は?

期待されている薬理作用は、アレルギー症状の軽減です。とくにアトピー性皮膚炎の症状を和らげるのに有効と考えられています。詳しいメカニズムはまだ判明していませんが、炎症を誘発するヒスタミンを体外に排出する作用が、ビオチンにはあるようです。

アトピー性皮膚炎にかかっている方のほどんどが、血液中のビオチン濃度が通常の半分に下がっているという報告もあります。また、ビオチンの投与によって症状が改善される例もあるため、最近では治療薬としてビオチンが処方されるケースも見られるようになりました。

そのほかには、近年増えてきた脂漏性皮膚炎(しろうせいひふえん)との関連も指摘されています。脂漏性皮膚炎は、皮脂の分泌が多い場所(顔や頭など)に赤み・かゆみが生じる病気です。睡眠不足を続けたり、油分・糖分を摂りすぎたりすることが原因と言われていますが、体内のビオチンが不足することも脂漏性皮膚炎にかかりやすくなる要因です。

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ビオチンが欠乏するとどうなる?

ビオチン不足によって生じる症状は皮膚炎、結膜炎、脱毛、白髪など多岐にわたります。また、皮膚炎まではいかなくても、ビオチンが不足すると乾燥肌や吹き出物、シミ・シワなどの肌トラブルが起きやすくなります。

ビオチンは腸内細菌によって合成される成分です。そのため先天的な欠乏症以外では、深刻な欠乏状態になることはまずありません。

しかし、乱れた食生活や不規則な睡眠習慣を続けたことによって腸内環境が悪くなると、慢性的なビオチン不足になる可能性があります。これが深刻になると、アトピー性皮膚炎や脂漏性皮膚炎につながることも否定できません。

30歳を過ぎたころから、腸内環境は急速に悪くなっていくと言われています。そのため、サプリメント先進国のアメリカでは美容目的でビオチンのサプリメントを使っている方もいるようです。

ビオチン不足を解消するには?

人間の体内にあるビオチンの大半は、腸内細菌によって作られています。このことを考えると、ビオチン不足を解消するには腸内環境を良くしていくことが一番の方法ということになります。

しかし、ここで問題がひとつあります。

それは、腸内の環境は一朝一夕には改善できないということです。なぜなら、いま現在の腸内環境は、長年の生活習慣が積みかさなって作られたものだからです。これを変えるには、年単位で改善に取りくんでいく必要があります。

そうなると、体の外からビオチンを補給することが、ひとまずのビオチン不足解消法ということになります。ビオチンは日々の食事からも摂れますが、その量はけっして多くありませんので、基本的にはサプリメントを使うのが第一の選択肢になります。

実は私自身もビオチンサプリの愛用者です。

使い始めたきっかけは、30代になってから乾燥肌(鼻のまわりや眉のあたり)に悩まされるようになったことです。顔だけならまだカバーできたのですが、頭もかゆくなってきて細かなフケが出るようになってしまいました・・・。

ほうっておくとマズそうなのでビオチンを使ってみることに。今のところ半年ほど使っているのですが、完全には治ってないものの、フケに関しては気にならないレベルまで良くなっています。乾燥肌のほうはまだまだですが……。

ちなみにこれまで3種類のビオチンサプリを使ったことがあります。その比較をしてみましたので、こちらのページ↓も参考にして頂ければと思います。

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おすすめコンテンツ - ビオチンのことが分かる事典

「ビオチンのサプリを長いこと使っているけど、思っていたほどの効果がない!」そう感じている方は、せっかく摂ったビオチンが無駄に消費されてしまっているのかもしれません。

ビオチンはもともと体内に存在する栄養素です。副作用は出にくく、安全性も高いとされています。仮に摂りすぎたとしても、水溶性の物質なので体の中に長くとどまることなく排出されます。

ビオチンのサプリメントはいろいろなメーカーから発売されているため、どれを使ったらいいか迷ってしまうという方もいるのではないでしょうか。そこで、ビオチンサプリの比較表を作ってみました。

アレルギー緩和の効果が期待されているビオチンですが、充分な科学的根拠がそろっていないため、今のところ摂取基準量は定められていません。一応「日本人の食事摂取基準(2010年版)」にはどれくらい摂ればいいかの目安値が書いてあります。

ビオチンは食べ物にはあまり含まれていない栄養素ですが、果実類や豆類には比較的多く含まれています。とくにピーナッツやアーモンド、大豆食品がビオチンを多く含んでいる食品です。鶏レバーや豚レバー、鶏卵などもビオチン含有量が高いです。

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